はじめに
現在イラストを描いてSNSで発表しているけど、いまいち反応がない。
フォロワーも増えずなかなか売れない。イラストを褒めてはもらえるけど売れない。
実はそれは、イラストだけが原因ではないんです。
SNSで商品が売れる様になるには有効な文章の型が存在しています。
それが今回お伝えするQUESTフォーミュラーとGDPの法則で、
この2つの文章を使うことで同じ商品でも売上が全く変わってきます。
私の場合も、イラストを趣味で描いているだけのパート収入月5万円という状態から、イラストを武器にして本業にすることが出来たのはコピーライティングを身に着けた事が大きいです。この型を覚えると、あなたのイラストや商品はもっと売れるのです。
1.購買意欲を刺激するQUESTフォーミュラーの型
QUESTフォーミュラーとは、広告やマーケティング業界で著名なアメリカのマイケル・フォーティン氏が提唱したものです。人の購買意欲を掻き立てる黄金の法則と言われていて、具体的には下記の5つで構成されています。
Qualify(クオリファイ)…興味付け
Understand(アンダースタンド)…理解・共感する
Educate(エデュケイト)…教育する
Stimulate(スティムレイト)…刺激する
Transition(トランジション)…行動を起こさせる
人がWeb上で商品を買うとき、どういうプロセスで物を買うのでしょうか?
例えば、あなたがこのレストラン美味しそうだな、と思った時に、美味しいからレストランを選んだ訳ではないはずです。美味しいかどうかは食べる前まで分からないけど、店頭の看板やメニューを見て、「美味しそうだ」と思える理由があったはずです。そうです、「美味しそうだ」という購買意欲を掻き立てられたから選んだ訳です。
つまり、どんなに良い商品を持っていても、人の購買意欲を搔き立てられることが出来ないと販売できないのです。それってとても困りますよね!ぜひこの記事をよく読んで真似をしてみてくださいね。
では早速1つずつ具体的に解説していきます!
1.Qualify(クオリファイ)…興味付け
人が話を聞くか聞かないかは興味付けで決まります!
興味付けをすることで、あなたの話を最後まで聞くかを判断されます。人に何かを話す時は興味付けに力を入れましょう!
話が苦手な人は興味付けが足りない場合が多いんです。実績や数字などを具体的に提示しながら相手の興味を惹くことがコツです!
【例】
▶3か月で-5kgダウン!
▶たった〇回のレッスンでウエスト-3cm!
▶この動画を見るだけで〇〇が身に付く!
2.Understand(アンダースタンド)…理解・共感する
相手の悩みに共感します。
「すごくわかる!」「自分もそうだ!」と思ってもらえるかが鍵。
【例】
▶太っていることによって人生が上手くいかない、
▶太っていたせいでモテなくて辛かった
▶ダイエットに何回も失敗したことで自己肯定感が下がってしまった など
3.Educate(エデュケイト)…教育する
悩みを解決できる理由を示してあげましょう。
「なるほど!」「それだったら解決できるかも!」と思ってもらおう。
【例】
▶徹底した個別プログラムによって、今まで痩せられなかった人でも痩せられるんです!
▶週1回の動画レッスンで、モチベーションの維持や食事管理ができ挫折しないんです!
4.Stimulate(スティムレイト)…刺激する
解決できた後の未来を想像してもらう。
「自分もそうなりたい」「自分もなれるかも」と期待していただきたいフェーズです。
サービスを受けたことによって、他の人がどう変わったか、どうなれたのか、どんな理想が訪れたかを徹底的に解説しましょう。「お客様の声」がよく使われる例ですね。
【例】
▶痩せた事によって〇〇できるようになりました!
▶初めてダイエットに成功して告白されました!
▶目標を達成できて自分に自信が持て周りからも褒められました など
5.Transition(トランジション)…行動を起こさせる
無料カウンセリングなど、申込みをわかりやすく記載しましょう。
【例】
▶今なら期間限定で無料カウンセリングを受付中です!
▶〇〇名様限定で無料体験実施中です!
▶〇月〇日までモニター価格で体験会実施中です!
QUESTフォーミュラーまとめ
いかがでしたか?あなたがWebで何か物を購入した時、このプロセスが正しく踏まれていたのではないでしょうか。思い出してみましょう。必ずこの順番を守り、自分のサービスを当てはめて書いてみてくださいね。今回はダイエットを例にしましたが、どんな業界でも使える法則です。
QUESTフォーミュラーだけでもかなり強力なのですが、もう1つ必ず覚えて欲しい法則が次章ですので2つ合わせると怖い物なしです!
では次章をお読みください。
2.人間の本能を揺さぶるGDPの法則
次に、GDPの法則とは、人間の本能をくすぐる黄金の法則です。
この要素を意識的に文章の中に散りばめることで、人は本能をくすぐられ、「どうしても欲しい!」という状態になります。この法則を使うことで文章がより魅力的になります。あなたが衝動買いをした時も、きっとこのGDPの法則が関係しているはずです。思い返してみてください。
あなたも人の購買意欲をくすぐれる人になりましょう!
1.G.Goal(目標)
2.D.Desire(欲望)
3.P.Teaser(本能)
欲求のレベルはGoal(目標)<Desire(欲望)<Teaser(本性)の順番で強くなります。
この法則は人間の本能を刺激しますので、理屈ではありません。
理屈を100並べるよりも有効な法則ですので必ず覚えておきましょう。
では1つずつ具体的に解説していきます!
1.Goal(目標)
人はだれしも時間やお金をなるべくかけずに、楽をして物事を達成したいと考えます。
Save Time(タイム)…時間をかけたくない
Save Effort(エフォート)…努力をしたくない
Save Money(マネー)…お金を使いたくない
人間はとても欲張りな生き物なんです!
【例】
▶飲むだけで痩せるサプリがたった500円!
▶毎日スマホをポチっとするだけで月収30万円!
詐欺師の人たちはこの法則のくすぐり方を熟知してるんですよね…。
悪用厳禁ですが覚えておくべき人間心理です。
2.Desire(欲望)
そして、時間やお金をかけてでも、富や愛や快適さを求めます。
Greed(グリード)…富や名誉が欲しい、強欲を満たしたい
Lust(ラスト)…愛が欲しい、性欲を満たしたい
Comfort(コンフォート)…快適でありたい、悩みや苦痛のない状態でいたい
シンプルに言うと、「モテたい!」という、全ては承認欲求に突き動かされる心理です。
【例】
▶キャバクラでおじさまたちが高額なお金を払う
▶世界に10台しか生産されなかった希少な腕時計があると言われると見たくなる。
出世したい、良い会社に入りたい、ステータスを得たい、ネット上で全く知らない人から認められたい。いいね数が欲しいなどが当てはまります。インスタのストーリー機能で自分の居場所を載せる行動も実は「承認欲求」から来ています。
つまり「インスタ映えするところに行きたい」=「承認欲求が欲しい」という本能から来ている行動だったのです。心当たりがある人が多いのでないでしょうか?
1.Teaser(本能)
さらに、人は希少性の高いものや好奇心をくすぐるものに弱い性質を持っています。
動物として生まれた限りは逃れられない法則です。
Scarcity(スケアシティー)…希少性のあるものが気になる
Curiousty(キュリオシティー)…好奇心(ギャップ)をかき立てられるものが気になる
Coutrovesy(コントロバーシー)…お金を使いたくない反社会性、論争を巻き起こすような発言が気になる。人はダメだと言われたことに弱い!
【例】
▶限定1000個しか生産できません!限定〇〇本で生産終了します。
▶このイベントは限定30人です。(希少性)
▶元暴走族だった私が東大を出て弁護士になった物語(ギャップに惹かれる)
▶不倫も当てはまる。ダメと言われるとやりたくなってしまう!タバコも当てはまる。(反社会性)
GDTの法則まとめ
人がついやりたくなってしまう衝動的な行動を理解することが大切です!GDTの法則をマスターしましょう。
3.まとめ
2つの法則を掛け合わせて商品紹介を書いてみましょう。
QUESTの法則の順番で文章を書き、GDPの法則の人間の根源的欲求を理解して文章に入れ込むが大切です!
この2つの法則を知った上で世の中の文章を読んでみてください。人がどれ程この法則で行動を突き動かされているかが見えてくるようになります。
商品を販売できる様になる為に、今すぐ仕掛ける側の視点を育てていきましょう!